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  委員会・研究部会伝統ビジネス国際化推進研究部会
 2008/04/25〜04/26 春の新潟体験ツアー
 

春の新潟体験ツアー
日本の国魚「錦鯉」と弥彦の桜を楽しむ2日間

鯉
 
日 時:
2008年4月25日(金)〜4月26日(土)
場 所:
新潟県・中越(小千谷市、長岡市・山古志地域)
参加者:
14名
 
オーエフピー有限会社 奥寺社長の体験記事はこちら
 
 「伝統ビジネス国際化推進研究部会」キックオフイベントとして、「イベント交流委員会」と「自然体験交流委員会」との共催で、春の新潟へ行って参りました。
 
 今回このツアーを企画してくださった「伝統ビジネス国際化推進研究部会」の高田部会長は新潟県小千谷、山古志の美しい錦鯉と、そこに住む人々の心の温かさに魅せられ、その美しい日本の伝統文化「錦鯉」とそれを守り育てている人々の魅力を広く伝えていく活動をされています。
 今回のツアーでは、「錦鯉」の魅力を楽しむ一方、錦鯉業界が直面している問題について学びました。
 
 朝10時半長岡駅を大型タクシーと車2台に分乗して、一路「錦鯉の里」へ。
この「錦鯉の里」は、愛好家に限らず、誰でも気軽に日本の国魚・錦鯉を鑑賞できるように建てられた施設で、大小の滝と橋を配置した池に泳ぐ錦鯉を楽しめます。また、展示ホールで錦鯉の歴史や品種・飼育方法などを学ぶことができます。
 今回は数多くの地元の生産者の中でも昭和三色の生産で世界的に有名な伊佐養鯉場の伊佐先さんに解説をしていただきました。
 新潟県中越地震では、この錦鯉の里も大きな被害を受けたそうですが、関係者の努力によって2005年8月1日から営業を再開したということです。
 
 こどもの日を目前にひかえ、たくさんの錦鯉ならぬ「鯉のぼり」が空を泳いでいました。
 
世界的に有名な鯉師 伊佐さん
空にも錦鯉が
▲世界的に有名な鯉師 伊佐さん
▲空にも錦鯉が
 
 
鯉のオーナー制度
▲「鯉のオーナー制度」美しい錦鯉は飼育も大変です。錦鯉のオーナーになり、飼育を錦鯉センターにお願いしているという方々のパネルがありました。片岡鶴太郎さんなど有名人の方のお名前も
   
センターの中
▲センターの中では、係の方が丁寧に説明してくれます。ここで錦鯉の種類についての基礎を学びました。
   
池
▲一通りレクチャーを受け、奥の池に辿りつく頃には、
「あれは紅白だね」「あそこにいるのが、昭和三色」「プラチナが泳いでいる!」などなど錦鯉を見る目が急速に養われて来ました。
 

「錦鯉の里」看板の前で集合写真

▲「錦鯉の里」看板の前で集合写真

 
 お昼は、小千谷名物「へぎそば」に舌鼓を打ちました。お昼の際に、鯉師の伊佐さんに、その日の夜NHK教育テレビで、「錦鯉」の番組があり、伊佐さんが出演されているということを伺いました。今夜は宿舎に戻っても「錦鯉」について勉強できます(笑)。
 お腹いっぱいへぎそばをいただいた後は、いよいよ養鯉家を訪ねます。
 
小千谷名物の「へぎそば」
小千谷名物の「へぎそば」
小千谷名物の「へぎそば」
▲小千谷名物の「へぎそば」をお腹いっぱい食べました。
 
 まずは、紅白の地に美しい黒が入った「昭和三色」で国魚賞を受賞されるなど数々の受賞歴のある伊佐さんの養鯉場です。
 
昭和三色
▲ものすごく大きくて立派な錦鯉たち「昭和三色(しょうわさんしょく)」
   
質疑
▲水温は?餌は?良い錦鯉の見方は?などなど浮かんでくる疑問に全て答えてくださいました。
 
養鯉場の裏へ廻ると中越地震の傷跡がまだ生々しく残っていました。
養鯉場の裏へ廻ると中越地震の傷跡がまだ生々しく残っていました。
▲養鯉場の裏へ廻ると中越地震の傷跡がまだ生々しく残っていました。
 
 続いて、大家養鯉場の片岡さんを訪ねました。親子2代、家族で力を合わせて美しい錦鯉を育てる傍ら、この地方に古くから伝わる牛の角突き(越後闘牛)の振興にも熱心に取り組んでおられる方です。
 
 まず、片岡さんの御宅を訪ねました。すると茅葺屋根の立派な日本家屋です。なんとご厚意で、お家に上がらせていただきました。
 
家
家
▲中越地震のときは全壊してしまったという家、今は立派に修復されています。
   
山菜のおひたしをふるまってくださいました。
山菜のおひたしをふるまってくださいました。

▲奥様が、朝、山で摘んできた山菜(昔から食べているけど名前は知りませんとおっしゃっていました)のおひたしをふるまってくださいました。

   
角突き用の牛
角突き用の牛
▲片岡さんの御宅の斜め向かいにある牛小屋で角突き用の牛を拝見しました。
 

 「農業」「養蚕業」「錦鯉」「牛の角突き」全てが個々の文化を支えるために必要なものとおっしゃっていました。

 
御宅を後にし、車で「大家養鯉場」へ
 
若い錦鯉の選定
若い錦鯉の選定
若い錦鯉の選定
 
 ちょうど、まだ若い錦鯉の選定を行っていました。こうして、一尾、一尾、鯉師の目を通して選定を行い、大きくて立派な錦鯉になるまで3〜4回の選定を繰り返します。
 残った鯉だけが、春、野池に放たれ、大きく育てられるのです。
 

  おまけ

水仙
小千谷の春
小千の春

▲小千谷は春まっさかりでした。小千谷の市の花は「水仙」ということもあり、市内のあちらこちらで水仙が咲き誇っていました。

   
闘牛場
闘牛場

▲闘牛場も見学しました。スペインの闘牛は動物愛護団体などから非難を受け、縮小の傾向にあるそうですが、越後闘牛「牛の角突き」では、最後まで、牛に戦わせることはないそうです。そもそも勝敗をつけるものではなく、全ての戦いは「引き分け」とされるそうです。牛の闘う姿を見、頃合をみて牛に綱をかけ文字通り「引き分け」るのだそうです。

 
 さらに山の奥に入っていき、本日最後の訪問地、丸重養鯉場に到着しました。丸重養鯉場の田中さんは新潟中越沖地震の際、仲間を集め十数台の鯉輸送用車のタンクに生活用水を満タンにして柏崎の被災者に届けた人情家だそうです。
 ここでは、Nishiki Goi TV http://www.nishikigoi.tv/というインターネットテレビ局を主宰するイギリス人のマークさんと偶然出会いました。
  マークさんは、部会長の高田さんとも親交のある方で、イギリス人の愛鯉家です。錦鯉文化をヨーロッパに広めるべくNishiki Goi TVを通してヨーロッパの愛鯉家の方々に小千谷、山古志から情報を発信していらっしゃいます。この日も取材で丸重養鯉場を訪れていたようです。
 また、丸重養鯉場では、明日中国に渡るという錦鯉「五色(ごしき)」を拝見しました。
このように、日本の「錦鯉」という文化は、世界中から注目をされ、大事にされているということを、今回の視察を通じて実感させられました。と同時に果たして、日本人はこの文化を大事にできているのだろうか?という疑問も湧いてきました。
 
山古志の美しい風景
▲山古志の美しい風景(光っているのは田んぼではなく錦鯉の飼育用の野池です。この池には、土からの養分がたっぷりしみこんでいます)
   
写真中央がマークさん
▲写真中央がマークさん。シャツの背中にもNishikigoi-TVの文字が
   
錦鯉
▲明日、中国・香港に渡るという錦鯉(五色(ごしき)という種類です)賞をとったこともあるという立派な錦鯉です。
 
 宿に戻って、温泉につかり、食事をとりながら、部会長高田さんより「日本の国魚『錦鯉』生産の現状と課題」についての話を伺いました。
 
 現在新潟県下の錦鯉生産の約7割が国外市場に向け、輸出をされているそうです。海外には、錦鯉を求める巨大なマーケットが存在するのです。
 しかし、この数少ない日本オリジナルの国際的ビジネスモデルとして継続した安定成長が見込める「錦鯉」産業は、国から産業として認められていない現状にあるということ。また、中越地震の影響で、農地転用をして作られた野池(鯉の飼育をする池)も数年後には、農地として戻さなくてはならないという現状。(言葉にすれば、簡単ですが、地震によって地下水脈も変化しているため、簡単にどこかに移せるという問題ではないそうです)
 
 といった具合に実は、様々な課題を抱えているということを学びました。
そのうえで、私たちが日本の伝統産業を守るためにはどうしていったらよいか、この研究部会を通じて継続的に考えていきたいという部会長の思いも伝わりました。
 
 現在、「日本の伝統ビジネス国際化推進研究部会」では部会長高田さんの管理の下、上記のような問題などについてブログ上で意見交換をしています。
閲覧は自由です。発言をしたいという方は、事務局までお問い合わせください。
研究部会へのご登録と発言のためのパスワードを御渡し致します。
 
2日目は、新潟でも屈指のパワースポットと噂される弥彦神社にお参りし、天然記念物に指定されている弥彦の山桜を見て、帰路につきました。
 
弥彦桜
弥彦桜
弥彦桜
▲弥彦桜
 
部会長高田さんを始め、部会員の方々のご協力で、美しいものを見て、学習し、また美味しい物を食べ、温泉にもつかるという充実した2日間でした。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
 
錦鯉の原種
錦鯉の原種
▲錦鯉の原種(掛け合わせなど、何も手を加えていない錦鯉の原種)
 

蓬平温泉「和泉屋」さんの前での集合写真

▲化粧水のようなこっくりとした温泉をもつ

蓬平温泉「和泉屋」さんの前での集合写真

 
 

 


 
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