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 2011/10/20 第5回ドラッカー研究部会
 

ドラッカー研究部会 第5回開催報告

 
◆ 日 時 平成23年10月20日(水) 18:00-20:00
◆ 会 場 NBC会議室
◆ 内 容 第5回ドラッカー研究部会 「最も重要なことに集中せよ」
◆ 参 加 3名
 

10月20日(木)第5回目のドラッカー研究部会を開きました。この研究部会では、「ドラッカーを学び、それを経営にどのように活かすか」を目的として議論を中心に展開しています。

今回の課題は、「最も重要なことに集中せよ」でした。


1)一つのことに集中せよ

  成果をあげるための秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。成果をあげる人は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない。集中が必要な理由は明らかである。貢献を行うための時間よりも、行わなければならない貢献の量の方が多いからである。多くの重要な仕事に対して、真の貢献をもたらす仕事に当てる時間は少なく、時間の収支は常に赤字である。貢献に焦点を合わせる程、まとまった時間が必要であり、それを得るには厳しい自己管理と、不動の決意が必要である。


  多くの人は、自らの強みを生かそうとすれば、その強みを重要な機会(チャンス)に集中する必要性を認識する。事実、それ以外に成果をあげる方法はない。人には驚くほど多様な能力があるが、それを生産的に使うには一つの仕事に集中することが不可欠である。


  集中はあまりに多くの仕事に囲まれているからこそ必要となるのである。時間と労力と資源を集中するほど、実際にやれる仕事の数と種類は多くなる。

2)過去を計画的に廃棄する

 集中のための第一の原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てることである。そのためには自らの仕事と部下の仕事を定期的に見直し、「まだ行っていなかったとして、今この仕事に手をつけるか」を問うことである。答えが無条件のイエスでない限り、やめるか大幅に縮小すべきである。


  人の強みという資源を昨日の活動から引き揚げて、明日の機会(チャンス)に充てなければならない。誰もが過去がもたらした問題に取り組んでいるが、これは避けられないことである。一方、いかなる組織も、今日の資源を明日のために使わなければならない。また昨日行った意志決定の後始末のために、今日、時間とエネルギーと頭を使わなければならない。したがって、その中から成果を期待できなくなったものを捨て、過去への奉仕を減らさなければならない。


  注意を要するものは、昨日までに成功をもたらしたものの、すでに非生産的となってしまい、さらにその後も生き続ける仕事への対応である。もっと危険なものは、本来うまくいくべきでありながら、なぜか成果のあがらないまま続けている仕事である。そのようなものは、厳しく排除しなければならない。


  しかし、あらゆる組織では、この種の活動を抱えたままの状態が見られる。特に政府機構に著しい。しかし、民間企業にもその傾向はある。経営者は、過去の陳腐化した活動を継続するために、トップマネジメントの多くの時間を費やしている。


  したがって成果をあげることを望む者は、計画、活動、仕事を常に点検し、今の時点でも価値があるかを問い、ノーであるならばそれらを捨てることが必要である。つまるところ成果をあげる者は、新しい活動を始める前に、必ず古い活動を捨てる。この古いものを計画的に廃棄することこそ、新しいものを強力に進められる唯一の方法である。この計画的な活動審査と廃棄により、創造性は驚くほど刺激されていく。

3)劣後順位の決定が重要


  明日のための生産的な仕事は、それらに使える時間の量を上回って存在する。さらに明日のための機会(チァンス)は、それに取り組める有能な人数を上回っている。したがって、どの仕事が重要か、どの仕事が重要でないかの決定が必要である。唯一の問題は、何がその決定をするかである。自らが決定するか、仕事からの圧力が決定するかである。


  後者からみてみると、圧力に屈したときは、重要な仕事は犠牲となる。特に意志決定から行動に移し変えるための時間がなくなる。時間がないためにそれが行われない場合、今までの仕事や労力はすべて無駄になる。状況に流されて決定することから予想されるもう一つの結果は、トップ本来の仕事が全く行われなくなってしまうことである。また状況の圧力に支配されるトップは、組織の外部に注意を払う仕事をないがしろにしてしまう。その結果、外部世界の感覚を失うことになる。状況からの圧力は、未来よりも過去を、機会よりも危機を、外部よりも内部を、重大なものよりも切迫したものを優先する。


  本当に行うべきことは、優先順位の決定ではなく、取り組むべきではない仕事の決定である劣後順位の決定である。しかし、劣後決定とその遵守は至難である。集中できる者が少ないのは、そのためである。劣後順位を付けて延期すると尻込みし、それは危険であると思ってしまう。捨てたもので競争相手が成功するかもしれないと想像する。


  しかし何もしないことを決定すること、そしてその勇気は、結果的に一時に一つのことに集中するうえで、きわめて重要な意思決定なのである。
 

  一方、優先順位については、多くのことがいえる。優先順位の決定には、いくつかの重要な原則がある。第一に過去ではなく未来を選び、第二に問題ではなく機会に焦点を合わせる。第三に横並びではなく独自性をもち、第四に無難で容易なものではなく変革をもたらす。


 


 
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