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  委員会・研究部会企業革新推進委員会
 2004/08/03 学習会スタンダード 第1回報告

日    時: 2004 年 8 月 3日(水)

場    所: 合資会社 レインボーチェーサーズ

          東京都北区神谷3-51-3

議事:

    1.開会挨拶 (岩井リーダー)

    2.松尾委員長より

      ・本日のまな板企業「合資会社レインボーチェーサーズ」はバイク便=サービス産業

       ⇒ サービス産業はお客様に最も近く、深く接する「最先端」のビジネスであり、

         お客様の満足に直結するため、品質が重要なポイント。

    3.合資会社レインボーチェーサーズ プレゼンテーション(嶋田代表)

      ◇事業の概要

       ・事業内容は「バイク便」

       ・業界最大手会社S社の協力会社として、 2 年前から事業を開始

       ・バイク便は荷物の運送ではあるが、 TAXI に近い業態

        料金は高いが

          @「時間」を買う

          A「クレーム対処のパフォーマンス」にもなる

          などの付加価値をつけている。

       ・下請けと言っても実際は

          @人材の採用と育成

          A日々の管理

          を請け負っていることになる。

       ・S社は 23 区内を 500 台のバイクでカバーしており、そのうち 15 台をレインボーチェーサーズで引き受けている。

        (オペレーションは 4 名)

       ・レインボーチェーサーズと同じような協力会社は6 〜 7 社。約 30 箇所の拠点となる。

        ⇒質を維持・向上してゆける協力会社が求められている。

      ◇問題点

       1、利幅が薄い(薄利多売)

        ・営業は100%S社だが、受託の段階でお客様からいただく代金の40%差し引かれる

        ・ライダーの取り分は、代金の約45 %なので、会社に残るのは代金の15%程度

       2、人が定着しない

        ・請負契約(個人事業主)なので安定感がなく、事故などのリスクも背負っている。

        ・季節変動が多く仕事量もムラがある。

        ・採用広告などのコストも嵩む( 4〜5 ヶ月で辞めることが多い)

       3、ダンピングが始まっている

        ・都内には競合も増えており、価格競争が始まっている

 

     ◇問題点への対策

       1、品質の向上

        ・身なりやマナー(きれいなバイク、きれいな格好)

        ・時間厳守などを徹底する(道を覚える=地図を見ていると効率が低下)

       2、新サービスの開発

        ・一日貸し出し(モーターショウ・災害時輸送等)

        ・文具の小口配送

        ・コンピュータ部品等

       3、地域拡大

        ・都内は飽和状態

        ・弱者の理論で言うと競争のない埼玉方面への進出(地域 No.1 を目指す)

        ・営業所を任せられる人材の育成が課題

 

    4.質疑応答・意見交換

      ● IT 化(メールの発達など)での影響は?増えている荷物・クライアントは?

        ⇒印刷業界は確かに減っているが、日本は「はんこ社会」で生の書類はやはり必要。また、 MO や FD ・テープなど

         媒体が小さくなると、バイク便の活躍の場は広がる。

         クライアントで多いのはマスコミ・広告代理店・デザイン会社など。

      ●営業は全てS社で、質を上げて顧客の支持を受けることで直接の恩恵が受けられるのか?

        ⇒抱えることの出来るライダーの枠はS社に決定権があり、品質が良いと枠を増やせる。

          実際、現在は枠の制限がない状態まで、信頼を得ている。

      ●インターネット社会の影響は?

        ⇒ BtoB の荷物は既に飽和。しかし、 BtoC や CtoC はインターネット普及により拡大し、この荷物は今後拡大すると

          思われる。

      ●人材育成と動機付けをきちんとやれば、もっと定着させることが出来るのではないか。教育の具体的な内容や、

        安全配慮の具体的実施事項、会社としての理念(目指すもの)の共有などをはっきりさせる必要があるのでは?

        (「品格」を差別化要因にする)

      ●ユニフォームを格好よくするのも大切。お客様に対して、入ってきたとき注目度が高いと印象が良いし、ライダーの意識

       にも影響する。

      ●食べ物など運びにくいものも、対応できることのアピールが少ないのでは?

        こんな使い方もあると言う“気付き”を与えることでニーズを広げられる。

      ●蔵前の宅配便会社で伸びている会社がある。

       一つは「深夜便」携帯で何度も確認したり、身分証を提示するなどして信頼を得ている。

       もう一つは、最高級のクリーニング屋とのアライアンス。

       協力するパートナーを探すことで、道が開けることもある。

      ●コトラーのラテラルマーケティングの思考を使って、新しいサービスを考え生み出すことで、もっと面白いサービスが

       出来るのではないか?

         •  クリスマスにサンタの格好で予約先を回る

         •  会計事務所から月次書類を配送(受領書をしっかり取る)

         •  お詫びの代役

         •  尾行の手伝い

         •  不明債務者の居住確認 など

      ●クライアントのマスコミなどを使って、映画を作製すると、業界のイメージが変わり、定着率アップにもつながる。

       脚本を募集して局に持ち込むなどすれば、可能かもしれない。

      ●定着率アップには、ライダーさんのメリット(長期的な人生設計)をきちんと示してあげることが重要。期待を掛けて

       いると、声を掛け続けるだけでも良い動機付けになる。

      ●下請けとしてしっかり力をつけることを当面の目標として、タイミングを見て自社展開するべきだが、そのときになって

       急に考えても遅い、常にいろいろな独自展開案を考え少しずつでも実験はしておいた方が良い。

      ●地域展開をどのように考えるか?セブンイレブンのようにドミナント方式を取る方向性もあるが、フランチャイザーや

       大口取引先が進出しそうな地域に先回りして進出して、イニシアチブを取る方向性もある。

 

    5.委員長のまとめ

      ●S社の持つビジネスシステムの中でインシェアをあげてゆくことも、企業戦略としてあり得る。

        そのためには、そのシステムの中で徹底的に「高品質=ローコスト」を実現して、全体の「品格」を上げることに

        貢献して行かなくてはならない。

      ●しかし、一方で受注を一社依存することは、リスクが高いことも認識しておかなくてはならない。

        自社の独自路線に出ることも、どこかに想定しておくべき。

      ●「数値で経営を語る」には売上げ以外のデータも指標化するなどして数値化する必要がある。

        (品質に関わるデータなど)

         •  高業績者の行動パターンの数値化(最低 400 万円以上稼げる人のパターン)

         •  定着率の趨勢データ

         •  事故発生の趨勢データ

         •  お客様の満足要因(定性データ)と満足度(定量データ)

        これらを、細かくチェック(分析)し、対策と目標を立てないといけない。

        ⇒ 5 年後のあるべき姿を数字で表現することが宿題。

      ●特に「事故を起こさない会社」にする事は、このビジネスをやる者の「義務」。

          「ライダーが主役」の逆ピラミット組織を意識した経営を・・。

 

    6.次回のスケジュール確認

       日程 : 8月25日(水)16:00〜

       場所 : 本郷


 
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