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 2009/07/08 第2回国際委員会学習会 特派員リポート
 
 第2回 国際委員会学習会 特派員レポート
 
日 時 :
 平成21年 7月 8日(水)  18:00〜19:30
場 所 :
 NBC会議室
参加人数:
 28人
 

テーマ:『サービス業における外国人雇用の実態

〜外国人雇用の成功事例から学習する〜』

 

●講演@『財団法人日本ユースワーカー能力開発協会 常務理事 堀添英人様』

 − 主要業務=アジア(ベトナム・中国等)を中心とした次世代の人材育成

(1)  外国人雇用には入国管理法による在留資格が必要。在留資格には4分類ある。
    H20.10現在の全外国人就労者48万人(内サービス業9.5万人)の中で、最も多い分類である

    『身分資格(日本人の配偶者など)』が半数弱の22.3万人(同6.8万人)を占める。

(2)  在留許可は国(法務大臣)の自由裁量、つまり明確な基準がない
    →在留資格取得には地元の入管に強い『申請取次行政書士』(その中でも特に入管OB)へ

    委託するのがベスト

(3)  これまでの『単純労働は認めない。高度な人材は入れる。』という日本の政策、制度では

    ち行かなくなる。ブルーワーカーは不足しているし、『働く魅力の無い日本』と捉えられ国際競

    争力が低下している。

    →日本が目指す方向を根本的に議論すべき入れるか入れないかではなく、どうやって入れ

    るのかという議論が必要。
    →企業も意識改革が必要(対策的雇用から戦略的雇用へ)。優れた外国人社員は、世界市

    場への橋渡し役であり、かつ企業自らにイノベーションをおこす人財(人的財産)と考えるべき

    。

●講演A『株式会社パソナグローバル 取締役副社長 市川知之様』

 − 主要業務=グローバルな人材紹介(海外→日本、日本→海外、海外→海外)
 − 外国籍人材の登録数(2009年2月時点)=アジア8割(中国6割、8726名)

(1)  日本人は一人何役もこなすが、外国人は一人一役が一般的

(2)  外国人雇用の問題点@=ビザ取得の件
    理由: 大学・大学院専攻内容と企業入社時のポジションの関連性を明確にする必要有り

(3)  外国人雇用の問題点A=定職率の向上
    原因→文化で考えていて、戦略で考えていない日本企業が多い
    『文化で考えている』=日本語・日本文化を知っていることが前提
    『戦略で考えている』=将来必要なポストの数に合わせて幹部を採用・育成
    ※メーカーの中には、幹部候補生として外国人を雇用しているケースがある

(4)  大手企業による外国大学在籍日本人の雇用方法=学生の間に現地でセミナー開催
    (一方、中小は6月頃の卒業帰国後にアプローチ)

●自由議論

・ 外国人に日本で数年働いてもらい、日本に合わせてから外国拠点へ派遣するよりも、『外国との

 橋渡しができる人材育成が重要』

・ 一般的には外国では一人一役なので、例えばアメリカで経理担当者にお茶くみや掃除を期待して

 も受け入れられない。

 ところが、株式会社フタバファー(今井社長)のニューヨーク店の場合、『汚れているところがあれば

 、お客様の為に皆で綺麗にしようよ!』という感覚が受け入れられている。

 企業の文化は重要。

・ 日本と外国との文化の違い→ぶつかるのではなく、化学反応して変化させることが重要(良い悪

 いではない)

・ 中国での実例=『店の周りを掃除する感覚(日本の創業者精神)が受け入れられて、売上もUPし

 た』ケース有り。

・ 外国人留学生の内、卒業後日本での就学は約3割(希望者は約6割)、永住希望者は2〜3割(欧

 米人は母国が遠い事も有り永住を望まないケースが多い)

・ 最近の日本の旅館では中国人旅行者が主要顧客になっている傾向があるにも関わらず、中国人

 顧客担当として中国人を雇うことができない。研修生として受け入れた場合は2年で帰国せざるを

 得ない。日本ですすめている「YOKOSO JAPAN!」キャンペーンとの乖離を感じる。

・ 省庁によって、外国人受け入れの温度差があるのではないか?

●あとがき

国際委員会ということで、外国人の雇用や海外でのビジネスといったグローバル展開をしている企業が多く参加されていました。個人的には新聞やテレビなどの情報で外国人雇用の必要性と難しさを何となく感じていながらも、実際に具体例を聞くと理解が深まるだけでなく、メディアで伝わらないこと(その中でも特に良いこと)が意外にいろいろあることがわかります。

(感覚的ではありますが)興味深い話として、ベトナム人は『優秀』な人や『まじめ』な人が多いとの意見がありました。また、『考え方が日本に近い』ことや、『協力する文化』ということもベトナム人の特徴としてあげられていました。実際に深沢委員長の株式会社光彩工芸では、昨年度の最優秀社員がベトナム人だったそうです。

また、中国人の話題では、『キャリアUP志向が強く』『短期で管理職を希望する』人が比較的多いとの意見がありました。

株式会社メインの山尾社長からは雇用している中国人が良い人材であるというお話もあり、機会があれば、このベトナム人や中国人に直接お会いしたいところです。
私見ですが、日本人であれ外国人であれ人による差が激しいので、結局のところ良い人材を雇用できるかどうかは雇用する側の経営者の人柄や人を見る目、企業の文化に相当左右されるのだろうと感じました。上記2例の社長の人柄を良く知っているので余計にそのように思います。余談ですが、昨年11月の国際委員会海外視察の終了後、単独で中国へ行きNBC加藤副会長のアドバネクス東莞工場(広東省)を訪問させていただいた時にも、優れた中国人社員と整然とした工場に感激しました。15年前に仕事で深セン(広東省)に行っているので、中国でもここまでやるのかとそのギャップを強く感じました。

今後グローバル展開を予定している(と勝手に考えている)弊社としましては、大変大変参考になる講演会と議論でした。

7月31日(金)の次回(第三回)学習会は『躍進する中国市場を狙え!〜中国百度(Baidu)による中国2億人ネットユーザーへのマーケティング手法』として、バイドゥ株式会社 取締役 日本駐在主席代表の陳海闘(ちんかいとう)様のご講演を予定しています。こちらも大変楽しみですね。

泣Vーエスサービス

代表取締役 ぬでじまえいじ


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