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 2009/11/10  海外経済視察 〜北京・上海〜 Vol.4
 

海外経済視察 〜北京・上海〜 Vol.4

4日目_AM

 

視察4日目 上海(3日目)レポート: 潟rーコムコーポレーション 三ツ谷佐代子
11月10日(火)

 
9:30AM 倍楽生商貿(中国)有限公司:株式会社ベネッセコーポレーション
               (Benesse Corporation 中国事業本部)訪問
 
 今日の上海は少し肌寒く感じます。今日は中国視察の最終日!そろそろ疲れが見えてくるころですが、恐るべしNBCメンバー、朝からとっても元気です。
 
 お話して下さった株式会社ベネッセコーポレーション 中国事業本部 本部長の松平 隆様は、台湾で7年仕事をした後、上海にいらしたそうです。「こどもちゃれんじ」のキャラクター「しまじろう」を片手に中国での躍進ぶりを熱く語って下さいました。
 
 
 ベネッセコーポレーションを中国語で書くと「倍楽生商貿(中国)有限公司」となります。倍楽生がベネッセ、そして(中国)は、中国に会社があるということを表しているそうです。
中国版こどもちゃれんじ「楽智小天地」のキャラクター「しまじろう」は、中国では「巧虎(チャオフー)」と呼ばれ、今やその巧虎(チャオフー)のお友達が中国大陸でどんどん増えてきているそうです。
 
 楽智小天地は、中国のこどもたちの心身の健全な発展を願い、ベネッセと中国福利会・中国福利会出版社との協同開発によって、中国福利会出版社より2006年6月に出版されました。中国では出版事業は単独で行えないため、このような形態をとっているそうです。
 
 中国福利会とは、1938年宋慶齢女子(孫文夫人、中国国家名誉主席)により創設された人民団体で子供と女性のために奉仕することを理念としていて、子供の文化、教育、福利、そして女性の出産を支援する公益的事業を行っている会で本部は上海にあります。中国における知名度と位置づけは高く、昨年行われた設立70周年記念時には、胡錦濤国家主席より事業を強く支持する内容の祝辞が寄せられたそうです。
 そして巧虎(チャオフー)のお友達は、2009年9月新学期会員数で18.6万人を達成!
なんと中国事業スタートから3年半でという急成長ぶりです。将来的には会員を100万人にしたい!松平様は熱く語っていました。3年間で会員は上海や広州を中心に中国全土に広がり、チベットにも会員がいるそうです。
 
 このような話を聞くと良いことばかりですが、ビジネスの発展の過程では、かなりご苦労されたようです。日本のDMで400万人の会員を伸ばしたビジネスモデルは中国ではまったく通用せず、DMでは入会しない、代金前払いしないといった「中国文化・習慣」に加え、外資への出版規制や現地パートナーとの共同事業などの「法規制」、すべての経営資源(社員、スタッフ、商品、物流、事業基盤営業方法)は0からの構築だそうです。
 あまりに広い国土に上海の一拠点でどうやって同じサービスを提供するかも大きな課題でした。
イベントは盛況でも、集まってくる人が家庭の収入格差の面や狙ったターゲット層とは違っている人ばかりということもあったそうで、現在のビジネスモデルを構築する上ではご苦労をされたところのようでした。
 
 しかし、中国の人口は現在13億人、日本の約11倍にあたります。そして年間出生数が1500万人で日本の約13倍、面積は日本の約26倍という条件に加え、中国の教育熱の高さ、こども人口の多さや経済成長をビジネスチャンスと捉え、台湾で培った中華圏での事業ノウハウを活かして事業を伸ばして来たそうです。現在では電話による個別対応のクロージングをきっかけに体験版見本教材を配布し、商品の特徴を理解した上で入会して頂き、さらにお友達をご紹介頂くという流れが定着してきているようです。
 これだけの人口と広さでは手ごたえがあるのでしょうね。各地で行われるイベントは、どこでも盛況で子供の教育に対する熱意が感じられるそうです。中国の教育感は「望子成龍(わが子が龍のようになる(出世する)ことを願うことで、子供にかける期待はかなり大きいようです。
 
 
 現在は中国での知名度も上がったので、いろいろな企業とコラボレーションしてイベントを行っているとのこと。1to1のダイレクトアプローチのため、アフターフォローの充実が大事。ベネッセでは自社内にコールセンターを設置し 250人の電話オペレーターで対応しているそうです。配送は各地の輸送会社に分散し、強みを生かした配送を行うことでコストダウンを実現しているようです。配送センターも自社内に置き、すべてをコントロールしています。
 
 コールセンターや配送センターを自社に置く理由は、「自分たちでコントロール出来ないことを減らし、自社内でコントロールできるノウハウをつくるため」ということです。
 

<Q&A>


 教材出版をして重大なクレームはないか?
 非常に激しいクレームはない。1年にに一件あるかないか。玩具で手を切ったとか、口に入れたといった

     内容。子供が相手なので、安全性が一番大事

 どのような営業活動をしているのか?
 初期投資の回収年数に4〜5年かかる計画。来年から利益が出る。コールセンターのコストや、代金の

     回収、集金など固定費が非常にかかる固定費がかかるが量が増えれば、コストが下がる。
     これらをアウトソーシングすると、1時間いくらで支払わなければいけない社内で行うとコストが低くなる。

 印刷のクオリティは?
 品質は、ほぼ日本と変わらなくなっているが出来ないことも多い。コストは日本より安い。

 民間は出版できるのか?
 出版事業はほぼ無理。

 短期間に成果を出しているが、人材育成はどのように行っているのか?
 中国の人にベネッセマインドを植え付け、その後は中国の人たちでやって頂いている。中国マーケットに

     於いては中国人同士のほうが心が届く。
     現在、6人の日本人が中国人をリードしており、100人以上の中国人が活躍している。

 
 

                                                          


 
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