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 2016/06/30 リレーマイブーム

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第63回

 

第63回は先月のアートグリーン 田中社長からバトンをもらった文京学院大学の櫻澤教授です。。


おや?あちらからやって来るのは、江戸・上方を問わず落語界で大活躍する熊五郎さん。

どうやら櫻澤教授を訪ねて来た様子・・・
それではひとつ小噺にお付き合いを・・・  
落語イラスト
熊五郎:

『こんちわ〜。ご隠居いますかぁ。』


隠居: 『おや、熊さんかい。それにしても、この夏はよく熊が出るね。

まぁ、お入りよ。何度も言っただろう。まだ現役の教授なんだから、隠居じゃないって。』


熊: 『そんなこと言ったって、最近はうちの会でもこわもてご意見番の

ご隠居さんみたいなもんじゃないですか。笑 

いやまあ、用ってほどのものじゃなくて、何となく軽く一杯ゴチになろうと立ち寄っただけ。

あれっ、また何か書きものをしてたんですか。』


隠:

熊:






『まあね。竹芝のグリーンちゃんから回ってきた仕事でね。』

『そりゃ、ご苦労様。で、そこに山のようにある冊子は何ですか。

なんか楽しそう。』

20160630-1

隠:










『あんた、察しがいいね。これは寄席に行くと貰える当日の出演者が書かれた冊子でね…。

実は仕事の帰り道に時々立ち寄っているの。いつの間にか、こんなにたまっちゃった。

ほとんどが新宿末広亭で、あとは上野鈴本とかいろいろ。

大入り袋は、節分の日に豆入りで舞台からまかれたもの。』


熊: 『へぇ、そんなに行ってたんですか。アナログ系マイブームってやつですね。

ご隠居の趣味って、「酒と女と音楽と出稼ぎ」だけじゃなかったんだ。』


隠: 『こらっ。こっちは喋るのが仕事のひとつなので、寄席ってけっこう勉強になるんだ。

同じネタでも噺家によって演じ方が全然違うし、オチだって変ってくる。

みんな知ってる噺だって、違った味わいで笑わせることができるって、さすがだと思う。

奥が深いもんだ。実は寄席で仕入れた小ネタを出稼ぎの講演の仕事に活用している。

会話の呼吸とか微妙な間(ま)だって学べる。』


熊: 『ぞっこんの噺家とか、好きな噺とかはあるんですか。』


隠: 『そりゃ仕事柄、商売人が出てくる噺の 「火焔太鼓」 や 「芝浜」 とかは好きだね。

それに 「井戸の茶碗」 なんて噺は今流にいえば、ソーシャルビジネスそのものだよ。

噺家じゃあ、 「宮戸川」 とか艶っぽい話をさせたら天下一品の柳家小満んや、人情話が絶品で

丁寧な話しぶりの柳家さん喬あたりかな。渋いところじゃあ、三笑亭茶楽も好きだよ。

落語って、仕事に疲れた時のストレス解消や気分転換にもいいんだ。

まだ子供の頃、父親に連れて行かれて何度か寄席通いをし ていて、その頃には、先代の

林家三平、柳亭痴楽や三味線の柳家三亀松とかも生で観た記憶がある。

ところで、今日はあんたにだけ見せたい宝物が…。』


熊: 『えっ、そんなのあるんですか。座布団や手拭いじゃなさそう。

なにそのクリアファイルに入っているやつは。』


隠:
『これは寄席通いで手に入れた宝物でね、

当代随一の寄席紙切り芸人の三代目林家正楽が、

みんなの目の前でハサミで切った「林家正楽」。

自画像みたいなものだ。

ほんの1〜2分でサッと切っちゃうんだけど、ほれ見てごらん。

実に細かく見事に切ってあるの。

紙切
歌舞伎の大向うの掛け声みたいに、絶妙のタイミング でお願いして切ってもらわないと、

なかなか手に入らない。
他にもあるが、今日はこれだけお見せする。』


熊: 『こりぁ、すごい。いいものを見せていただいた。ご隠居、ホントに好きなんですね。』


隠: 『いずれ落語の台本を書くのが夢でね…。実は落語協会の新作落語台本コンテストに

応募するつもりでいる。江戸時代のベンチャー創出の苦労話とかを人情物で…。』


熊: 『そこにある、高そうな太い万年筆で書くんですか。』


隠: 『あっ、これね。イタリアのオマスのアルテイタリアーナ・ブラック・ゴールドフィニッシュ。

手にしっくり馴染んで、ペン先が柔らかくて、実に書きやすい。

残念なことに、この会社、最近廃業しちゃったんだ。実は万年筆にも10年以上、ずっとハマっている。』


熊: 『おっと、また新しいネタが出てきた。何ですか、その大きな木箱とケースは。

あっ、万年筆がいっぱい入ってる。

ご隠居、これじゃあ、「なるほど鑑定 団」に出てくる骨董好きのオヤジと一緒ですよ。こういうの、

「マイブーム」じゃなくて、ずぶずぶハマって 「埋ブ〜ム」 って言うの。』


隠:
『こっちはウキウキ「舞ブーム!」。実は万年筆にも目がなくてね。

あんたも知っていると思うが、うちの会にもコニタン、ヨッちゃん、黒べぇ…、

万年筆 好きがいっぱいいてね。こっちは書くのも集めるのも好き。

約20年前、留学先のロンドンの骨董屋で何気なく買い求めたのがきっかけでね。

この上段にあるの がモンブランの1990年代の作家シリーズ。

左からヘミングウェー、アガサ・クリスティ、インペリアル・ドラゴン、

アレキサンドル・デュマ、マルセル・プ ルースト、シラー、

セルバンテス…。

みんなレア物で、中古市場でも高値で取引されているんだ。

このマルセル・プルーストなんかは、まず市場に出回らない珍 品で、

入手できた時には抱いて寝た。』



万年筆
熊: 『ばかだねぇ、この骨董おやじ。こんなの、どこがいいんだか。書けりゃ、みんな一緒でしょ。

こんな物にいくらつぎ込んだの。そのうち身上潰して、ペンがペンペン草になっちゃうよ。

どうせ奥さんには内緒で、大学の研究室かなんかに隠しているんじゃないの。』


隠: 『もうバレてるかも。仕事の企画のメモ書きなど、なるべく手書きの時間を大切に

するように努力しているし、お礼状などもいつもペン書きで…。これで心 が落ち着くんだなぁ…。

で、左下の段は普段使いしているファーバーカステルの伯爵シリーズで、胴軸の素材がいろいろで、

木製のものはスネークウッド、新旧 のベルナンプコ、グラナディラ、エボニー、オリーブ、

それにスターリングシルバー…。こっちは同じくファーバーカステルのイントゥイションのシリーズ…。

 右下の段はペリカンやデルタとか…日本製ならば大橋堂、なかでもこのペリカンの

茶縞は1950年代製の…。(こんな話が延々と続く…)』


熊: 『もう、勘弁してくださいよ。飲む前からクラクラしてきた。落語と一緒で、そろそろオチを。』


隠: 『万年筆と落語、

どちらも 「持ち手のセンス(扇子)」 に磨きをかけることと「良い書(ヨイショ)」 の心得が基本です。』


熊: 『なるほど。渋いねぇ。で、こんな話、次は誰がやるんですか。』


隠: 『そこだ。うちの会の新任理事を紹介するのも隠居の仕事でな。

IPO したグリーンちゃんから回ってきた話だから、やはり IPO した社長にバトンタッチしようと思ってね。』


熊: 『そりゃ、いいや。この続きは滑剔q新書の清水社長、よろしく。』


隠: 『お後の用意がよろしいようで。』 _(_^_)_
扇子イラスト



というわけで、次回は、先日の総会で理事に就任をされた株式会社鎌倉新書の清水社長にお願いします。

来月からは、このリレーマイブームとPerson of the monthを合体させ、より内容を充実させてお送りします。
              

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