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 2011/06/03 第3回ソーシャルビジネス研究部会
 

平成23年度 第3回ソーシャルビジネス研究部会

〜日本理化学工業 川崎工場見学〜

 
◆ 日 時  平成23年6月3日(金) 13:30〜15:00
◆ 会 場  日本理化学工業叶崎工場 (神奈川県川崎市高津区久地 2−15−10)
◆ 参 加  10名
粉が出にくいダストレスチョークのトップメーカーである日本理化学工業(株)は、障害者雇用率7割ということでも注目されている。その実態を伺いに川崎工場を訪れた。
 

1.大山泰弘会長よりご挨拶ならびに会社沿革のお話


 晴天のもと、田中部会長はじめ部員の皆さんが川崎工場前に集合した。
 障害者を雇用して約50年、彼らの仕事に対する一生懸命な姿に、皆が動かされ、健常者だけの職場では気づけなかった多くの貴重な気づきを得たという。


 そもそも障害者を雇用しようと決めたきっかけは、ある禅寺の住職との出会いだったという。「障害者の子供らを雇ってほしいと言われたのだが、施設で大切にされて育ったほうが良いのではないだろうか」という若かりし頃の会長の問いに対して、「人間の究極の幸せは、(1)人に愛されること、(2)人にほめられること、(3)人の役にたつこと、(4)人から必要とされることです。働くことによって愛以外の3つの幸せが得られるのです。」という言葉を聞き、自社のやるべき事がはっきりしたという。


 企業こそが障害者の方たちを幸せにすることができるとわかり、それ以降、障害者雇用を継続。現在は職員のうち約7割に至るという。


 1973年、重度障害者多数雇用融資制度に基づいて、全国初の心身障害者雇用モデル工場となった。字が読めない、数が理解出来ない等、障害者各人のレベルに応じて職場環境を整えてあげることが大事であり、そうすることで彼らの意欲が増すことがわかった。現在一人の健常者リーダーの下、13人の障害者が働いている。


 障害者を20〜60歳まで施設でケアをすると一人2億円かかるといわれる。環境を整備し、一人でも多くの障害者に働く喜びを与えることは、巡り巡って、国の負担が軽くなることであり、4方(国、企業、障害者本人、そしてその家族)よしとなっている。そういう観点から、平成21年には渋沢栄一賞を受賞された。

   
 

2.工場施設内の見学


続いて、工場の施設内を見学した。大山会長自らが流れ作業をしている職員の側に寄り、丁寧に説明してくださった。時折、職員を褒めているのが印象的だった。


  どの工場でもそうであろうが、不良品発生率を下げることが大事であり、それに向けて、6S「整理・整頓・清潔・清掃・躾・作法」を徹底しているという。また、一人一人の写真付きで、今年の目標を書かせ、壁に貼っている。こうすることで各人の仕事への集中力を維持させているのだという。

   
 

3.商品についての説明


ダストレスチョークをメインとした国内のトップメーカーであるが、新たな商品として、早稲田大学との産学連携により、ガラスに描いて消せる「キットパスチョーク」を開発した。高事業性、高継続性に加え、革新性のあるソーシャルビジネスの理想とも言える企業である。こういった会社が増え、また健常者と障害者が互いに支障なく暮らしていける社会にするには、まだまだ課題は多いとは思うが、できることから始めるという始めの一歩を踏み出す勇気を頂いた気がした。


   
以上

                                                          


 
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