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 2009/09/17  第4回朝食会
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2009年度 第4回 朝食会

     
日 時
平成21年 09月17日 (木) 7:30〜9:00
場 所
ANAインターコンチネンタルホテル東京 1階 [春 日]
講 師

株式会社JPホールディングス 代表取締役社長

 山口 洋(ひろみ)様

テーマ

「なぜ今保育か?〜社会の要請をニュービジネスに

出 席
17名

山口 洋氏

プロフィール

山口 洋(やまぐち・ひろみ)氏
1961年京都府京都市生まれ。明治学院大学卒業後、大和証券株式会社に入社、1993年有限会社ジェイプランニングを設立、オフィス向けコーヒーサービスの代理店として起業。その後、パチンコホールへの「コーヒーのワゴンサービス」も行い会社は軌道にのった。が、現場の既婚女性従業員が育児を理由に退社してしまう。世間では、パチンコ中に車内に置き去りにされた乳幼児の事故が後をたたない。
パチンコ店の駐車場に保育所を作ったら…託児所は好評で次々と数を増やしていった。その後法令が改正され、株式会社も保育所運営に参入できるようになった。埼玉県新座市に第一号の保育所を開設し、現在は、保育業界最大手となる。ジャスダック上場。
株式会社JPホールディングス  http://www.jp-holdings.co.jp/

 
【プロローグ】
証券マンとして社会人生活をスタートし、最初の起業は、コーヒーのワゴンサービスだった。事業は軌道に乗ったが、会社の女性従業員が育児を理由に退社してしまう。今の日本の保育園のほとんどが、働く女性のニーズに応えず、「お子さんが可哀想」という言葉を盾に、保育園都合での保育をしているということに気がついた。
2000年4月の法令改正を機に、保育所運営事業に参入。「保育業界を変えたい!」という思いを基に10年。10年で業界最大手となった。
 

会場の様子

▲会場の様子

 
【待機児童の問題】
現在、待機児童の数がニュースでもよく取り沙汰されている。昨年来続く、リーマンショックの影響での不況の影響などとも言われているが、これは、一時的な問題ではなく、構造上の問題だと山口氏は指摘する。男女雇用機会均等法が施行され20年。幾度かの改正が加えられ、就業する女性の地位も向上してきている。それなのに、それらの女性の子どもを預かる保育制度がおいついていない。先進国の中で、今だに、女性の就業率がM字型を示している(育児期間の女性の就業率が下がる)のは、日本と韓国だけだそうだ。
公表されている待機児童の数も実は表面的なものにすぎないはずと、山口氏は指摘する。子どもを「保育にかける」条件というのは、自治体ごとに定めて良いことになっている。親がフルタイムで働いていない場合はその条件を満たさないと判断されれば、親が保育を望んでおり、保育をしてくれる場所を探していても、その子は「保育にかける」条件を満たしていないので、待機児童としてはカウントされないのだ。
 
【本当に民営化は悪か!?】
よく、公立の保育園を民間企業が運営したら、会社は利益を優先して「おやつ」や「おもちゃ」が十分与えられないのでは?などと誤解されることもあるという。しかし、それは、全くの誤解である。価格がある程度決まっている保育業界において、指定業者として選ばれるために、民間企業は、「質」で勝負するのだ。子どもに対しての「質」は落とさずに、管理を園ごとに行うのではなく、会社として中央で一括して行うことで、同じ質のサービスを提供することができるのだ。
 
【保育業界を変えたい!】
もうひとつ保育業界の問題は、既存の保育園のほとんどが零細性の上になりたっていることだという。ほとんどの保育園が家族的な経営を行っており、経営者には、高齢の方も目立つ。それが良い面もあるが、現実的に、同じ質とサービスの保育園を2軒目3軒目と立てていくという体力がない。それでは、保育園は増えないのだ。
日曜保育や、延長保育など、多くの親が本当に求めている保育を実現するには、それなりのスタッフ集めも必要である。そう考えるとこういった状況を打破していけるのは、民間企業なのだと思うと山口氏。
最後は、よりよい「保育環境」「サービス」を待っている人がたくさんいる。参入したい人、興味ある方は相談に乗りますとお話を締めくくった。
 
【エピローグ】
質疑応答では、会社に保育所を作るということについてどう思うか?といった質問や、具体的に保育業界に参入していくには、どうしたら良いかという質問など多岐に渡った。
民主党の少子化対策で、エンドユーザーである親に、補助金がでることについてどう思うか?という質問に対しては、そのやり方では、公のお金が悪徳業者にも渡る可能性があるので、穏やかではないという回答が返ってきた。
議員の人の中にも、保育業界の実情について知らない人も多い、そういった人たちに実情を語っていくのも私の役目と語ってくれた山口社長。ニュービジネスというのは、なにも、全くなかったビジネスを生みだすことではなく、昔からあるビジネスをさらに良い形で、消費者に届け、そして世界を変えてていくものなのだと御話を伺い、改めて感じました。早朝から、貴重なお話ありがとうございました。
 

集合写真

▲集合写真

 

次回朝食会は2009年10月15日(木)を予定しております。

以上
 

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